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Yahoo! 発 ビジネスSNS [ CU ] は成功するのか?

こんにちわ。 代表の大前創希です。
本日の話題はコチラ。

https://cu.yahoo.co.jp/

Yahoo! がβ版で立ち上げた ビジネスSNS 【 CU 】。
友人から誘われたので、早速入ってみました。


システム自体は、OpenPNE をカスタマイズして使っているような
話もチラホラ聞いていますが、YahooIDを使った所や、Yahooが持つ
そのほかのビジネスとの繋がりを考えた場合、多少は期待が持てる
サービスではないかと考えております。


ビジネスに特化したSNSが日本では成功しにくい要因に、
日本におけるネットワーク上の実名表示に対する"キライ"が
あると、私は常々思います。
実名を使うことの抵抗がある点は理解できますが、
ビジネス上での付き合いや、ネットワークを広げていく上では、
実名での付き合いをしないことには難しい部分がるのも事実です。

国民性とも呼べる、このシャイな性格は、実名じゃないから
使いやすいというmixi等に寄せられる意見にも一致する部分があり、
ビジネスSNSとしての成功の鍵は実名にこだわる部分がどこまで
受け入れられるのか、という所にもかかってきます。

もし、実名ではないユーザが思いの外増えてしまった場合、
結果として単なるSNSにしか成らず、ユーザの失望を買ってしまう事も
懸念点になります。


アメリカのビジネスSNS では LinkedIn が最有力だと
言われていますが、2008年後半に日本進出という話が
報道にあった割には、イマイチ動きが遅いように感じます。
日本にもビジネスSNSが多数存在しますが、どれが一番良いか、といった
話すら出ない所をみると、成功者が居ない状況といえます。
その点にYahooが目を付け、自社のアカウント数の優位性から
一気に上位に躍り出る算段が見え隠れします。

また、mixiにFindJobがあるように、CUにもYahooリクナビがあり
それらのサービスを繋げて、転職支援サイトとしての考えも成り立ちます。
報道でもこの点をYahooが考えていると書かれていますが、これでは
mixiやLinkedInの追随の域を出ず、あまりに稚拙です。

アメリカ輸入のLinkedIn よりも Yahoo!が先に立ち上げたことで、
CUの勝機ほんの少しだけ上がったとに感じつつ、
今の機能面では、単なる有象無象のSNSと変わりは無く、
ビジネスSNSとは言っているモノの、その内情は実名に
こだわっている部分以外は特筆するべき事が無いのも事実です。

では、Yahoo!の基盤を使って、どんなSNSのサービスが成り立つか
私なりにアイディアを提供してみましょう。


・名刺管理サービスと直結する

 名刺に記載されている役職や部署は、大企業であればあるほど
頻繁に変更される可能性があります。いったん貰った紙メディアの
情報はアップデートされませんが、一度SNSとしてつながると
名刺情報のアップデートが可能になります。
お互いの名刺交換の手法と置き換えて考えられるインターフェースが
存在すると、それだけビジネスシーンで一般化する可能性も
広がるでしょう。

・Yahooグルメと連繋


 イベントを開催するためには、それなりの場所が必要です。
10名・20名・50名などのイベントスペースが提供できる店舗と
イベント機能として繋げる事で、主催側の気苦労が無くなります。
また、参加者からの参加費の徴収を代行徴収できれば、
主催者側の開催リスクは減りますし、当日に受付をしてもらう
友人の存在も必要ありません。
また、トランザクションフィーを得ることも可能になります。


そのほかにも、ビジネスSNSに必要な要素としての
コネクションの表現など、ビジネス専用と言うのであれば
まだまだ進化が必要だと感じます。β版という言い訳はせずに
これらの事に関して、早急に正面から取り組むべきでしょう。


今後に期待しつつ、静観したいと思います。
2008年11月 5日 19:00 | トラックバック(0)

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