ベイトソンのゆでガエル実験
「ベイトソンのゆでガエル実験」というものをご存じだろうか。
実験といっても、実際のところは「たとえ話」的な教訓として扱われるものである。
さて、このカエル実験だがどういうものかといえば
1.2匹のカエルを用意する
2.2つの鍋を用意する
3.Aの鍋には煮立った熱湯が入っている
4.Bの鍋には常温の水が入っている。
さて、煮立った熱湯が入っているAの鍋にカエルを入れると、そのカエルは、熱さに驚き一瞬で熱湯の鍋から逃げ出すのだが、常温の水が入ったBの鍋にカエルを入れても逃げ出さない。その鍋に火をくべ温度を少しづつ上昇させていくとカエルはぬるま湯が心地よいのか、鍋から出ることなくやがてはそのままゆで上がってしまうというものだ。
この教訓めいた話は、組織論などで良く使われる。劇的な変化(いきなり熱湯)には人間(組織)は、このカエルのように対応しようとする。しかし、一方のぬるま湯は心地良く反応はおこしづらい。
慣れた環境から抜け出せず、むしろ抜け出すこと自体馬鹿げた話とさえなる。そして「ゆでガエル」の出来上がりというものだ。ゆでガエルは己の愚かさにすら気付かないというのは、怖いことである。
私は、日々慢心せず、常にこの「ベイトソンのゆでガエル実験」を肝に銘じておきたいとおもうものである。
ちなみに、このカエル実験は生物学的に考えれば熱湯に入れたカエルは絶命し、水からお湯になっていく鍋に入れたカエルは逃げ出すのが事実のようだ。実験ダメじゃん・・・
原田学史
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毎回、大変興味深く拝見しております。
私も今後組織を引っ張っていく人間になっていきたいと思うので、「ベイトソンのゆでガエル実験」を肝に銘じて生きたいと思います。
ぬるま湯につからずに頑張ります!!
おすぎさんコメントありがとうございます。原田です。ぬるま湯は半身浴で!
実世界でぬるま湯につかってしまうと、カエルのように帰ってこれなくなりますので、お気をつけて^^
イッコクさん、コメントありがとうございます。原田です。教訓的な話として自身の戒めにもなりますよね。イッコクさんが組織を先導した暁には部下の方々にカエルの話でもしてあげてください^^
心に沁みました・・・
なるほど。。ポジティブに少しずつ組織を改造していつの間にか最強の戦士が集う部隊に出来ますね。そうなると指導者の腕が試されますね!