Webコンサルタントの大前創希が緩やかに進行するブログβ版

本日、社長を退任し会長となりました

突然ですが、本日代表取締役社長を退任し、代表権を持つ会長職に就くことになりました。

クリエイティブホープの新しい社長は、長年共にクリエイティブホープを支えてきました茅野智路が就任します。


クリエイティブホープは2002年の3月1日に誕生し、10年と11ヶ月紆余曲折ありながらも、一所懸命に努力を惜しまない社員たちに育てられてきました。その中で素晴らしいクライアント企業様との出会いもあり、お叱りを受ける時もありましたが、概ねのプロジェクトに於いて高評価を頂けるまでに成長致しました。


そして、親離れの時期を迎えたのです。


あるクライアント様から以前頂いた言葉です。
「御社のクオリティの大部分を占めるのは社長さんですよね?」

この言葉を聞いて、私は非常に悔しく忸怩たる想いを抱きました。プロジェクトの全てを任せてやりきる力を育てることや、それが出来る環境を作ってこなかった事を思い知りました。

いつかは私が現場から離れる。それが現場や経営陣の合い言葉になっていたにも関わらず、この数年は逆に現場に深く関与する案件が多く発生したことも有り、このままではいかん!いかーーーーん!!!という思いが強くなっておりました。

そんななか、去年の10月にクリエイティブホープ初となる子会社を設立する運びとなり、私の仕事の仕方も大きく変革を迎える機会を得たタイミングで、現場を思いっきり離れて"クリエイティブホープの未来を創る仕事" に専念できるよう、今回の会長就任を決断するに至りました。

この決断が出来たことは、ひとえにチームのみんなが環境を作ってくれたからです。決して私が偉くなったからではありません。だからこそ、私はこの決断が出来たことが嬉しいと感じています。

社員の皆さんに「ありがとう」と感謝の気持ちを伝えたい、そう感じております。


こう書いてしまうと、さも引退するのか?っと見られてしまいますが、ぶっちゃげ引退はしません。まだまだWebが楽しくて仕方ないのです。なので、一部のプロジェクトではスーパーバイズしていく事もあると思いますし、営業シーンではお客様にお会いする事もあると思います。ただ、今日この日から「最後は社長が何とかする」という魔法を使わない組織になった事。これは非常に大きな前進が出来たと実感しております。

小さなベンチャー企業は、社長の能力が高いかどうかで決まるシーンが多々あります。そこから仲間が増え、実力・経験ともに豊富なメンバーも増えていきます。一定の人数が集まるようになると、自然と全体的なスキルも引き上がっていく環境が出来てきますし、勉強できる環境作りや意識作りを心がければ、チームの実力もドンドン上がってきます。そのステージに来ると離職の課題が大きくなってきます。個人の可能性としては、もっと違う企業で試してみたいという選択肢は大いに喜ぶべき成長です。しかし離職者が常に一定量発生するということは、企業は人であり、人が企業を作っていく故に、企業としての成長性が止まってしまいます。そのステージでは、いかに中長期共に仕事をしたいと思える組織や環境を作るのか?という事が課題になります。ひとつは方向性やビジョンであり、ひとつは会社の中の社員一人一人の人間力であり、チーム全体の雰囲気であったりする部分です。がむしゃらでは成長できなくなるため、タダ単に自分の力だけで引っ張るタイプの社長は、この辺で一回限界が来ます。私もそういった社長の一人だったように思います。


ここでいったん現場から離れられる決定が出来たということは、次のステージへと進める準備が出来た事なのだと考えております。
だからこそ、私の新しい使命にも大きな責任が伴います。皆が現クリエイティブホープを新クリエイティブホープとして誇れる会社にしよう!と思って超活性化している今こそ、新しい事業や新しい関係性、新しい方向性に向けて一所懸命に私が行動する事が、これからの私の仕事になります。


クリエイティブホープは、私の名前から作られた社名です。創=Creative 希=Hope で CREATIVEHOPE です。
希望を創造する企業で有り続けたい、その共通する想いをこれからも大切にして行きつつ、本日の社長卒業の挨拶とさせて頂きたいと思います。


ありがとうございました。
引き続き、皆様に愛される企業を目指して社員一同で切磋琢磨していきたいと考えておりますので、ご愛顧頂ければ幸いです。 



この記事をtweetする

Track Back

このブログ記事に対するトラックバックURL

http://blog.creativehope.co.jp/mt/mt-tb.cgi/700

コメント

まだコメントはありません。

この記事へのコメントを投稿します。