Webコンサルタントの大前創希が緩やかに進行するブログβ版

トップマネジメントはお父さん役。

半年に1回の査定の面談が終了した。

私も複数の社員と面談をしたが、ある人物が私のことを「お父さんのような存在だ」
と言ったことが、誠に面白かった。 どういう意味として捉えるべきか考えてみるために
まずは検索してみることに。 「日本のお父さん像」で検索。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090619-00000016-pia-ent


対象は35歳から60歳まで高校生の娘を父親100人ということで、
ウチの社員とはチト違うが、大なり小なりという言うことで進めよう。
おおざっぱも時には重要な事だ。

記事中にある"お父さん像"を参考にすると、、

1)優しくて友達のような父親 : 47%
2)強くて威厳のある父親 : 25%
3)娘のためには危険もいとわない父親 : 19%

ということで、"フレンドリーな父親派" と "ワイルドな父親派" という形に二分されるという事だ。


そこでふと、思い出に浸ってみると、、、私の父=某氏という存在は
どんな父親像だったのだろうかというと、
フレンドリーでワイルドな父親派 と言うことになる。
本人がどう思われたい像なのかは別として、、
ワイルドもフレンドリーも著書で証明されている項目だ。

今回の調査対象者の父親実年齢が、私の実年齢に該当することを考えると
この項目は意外と普遍的な「思われたい像」なのだろう。


「思われたい!」というイメージだけでは片方からの意見なので
他の視点からの分析を少し追加していこう。今度のデータは、
毎年父の日にオリコンが発表する「理想の父親ランキング」から
考えていこう。

ちなみに、テレビメディアの影響が濃いため、CMイメージに
引っ張られ気味なのは、今回の調査方法に対しての"味付け"的な意味合いで
無視することにする。

参照は:2009年の理想の父親ランキング(オリコン)

有名人のランキング
1位 : つるの剛士
2位 : 木村拓哉
3位 : 関根勤

分析では、トップゾーンのニーズとして"子煩悩"である事を挙げている。
そして追加要素として"かっこいい"事も指摘している。この辺は
芸能人で考えていけば、ある程度当たり前の気もするが、、、

その次に"愛妻家" "しっかりした信念" という順序だった。


芸人のランキング
1位 : 山口智充
2位 : 土田晃之
3位 : 明石家さんま

ランキング自体が個性的になっていて、関連性を見いだすのは
難しい状況だが、トップゾーンのニーズとしては"優しい""面白い"
"共感できる"という部分が挙げられる。

その次の要素としては、"はっきり言う""厳格な面がある"という傾向があった。

総じて言えることは、"向き合っている" という部分も分析内容としては
重要な要素ではないだろうか。細かい事はお遊び的要素が多いとしても
総評としては重要な要素を出していると考えられる。

今回の調査(?)は、思わぬ一言「お父さん」発言からの派生で始まったが
どうやら一つの着地点に到達した。

父親は "向き合う" 事を求められているのだ。
そして "良き理解者" であり、"良き指導者" であることも重要な要素なのだ。
この項目はマネジメントを考える上で重要な要素とも結びつく。

叱咤激励し、会社やチームの方向を指し示し、時には話を聞き
企業のいわばお父さん役として大黒柱・屋台骨を担う存在である事、
あろうとする事が重要な部分じゃなかろうか。

そういう意味合いで「お父さんのような存在」と言われたのだとしたら
こんな嬉しいことは無い。お父さん冥利もとい、社長冥利に尽きると
言うべきことなのだと思う。


日々コレ努力。

日々コレ精進。


明日からも「お父さん」として認められるよう
頑張っていこう。

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