Webコンサルタントの大前創希が緩やかに進行するブログβ版

アクセス解析ワークショップ。

先日、私が副代表を務める [ アクセス解析イニシアチブ ] のワークショップが
無事に開催され、朝の10時〜16時という長丁場にも関わらず、多くの参加者が
集まった。感謝である。

その時の模様はコチラ↓
20090915_a2i.jpg


今回の対象サイトは Think the Earth だ。Webサイトがリニューアルされた事を期に
リニューアル前と後で何が変わったのか? もう少し工夫するとしたらどこか?
といった内容で開催。

Think The Earth


アクセス解析イニシアチブの取り組みでは毎回同じなのだが、、、
ワークショップ当日は Think the Earth プロジェクト関係者にも参加頂き
プロジェクトの趣旨や、今回のリニューアル、このサイトのポイントなどを
話して頂き、そのまま最後まで残って、バンバン出てくる問題点を
聞いて貰うという、マゾヒスティックな仕様になっている。


ライブで、今のいま解析した問題を、その日中に生搾りするわけだ。
なんて新鮮な問題だろう。鮮度の違いは明確だ。


まぁ戯れ言は置いておくとして、いずれにしてもワークショップを経て
いろいろな人間が見つけた課題を、共有した時間と共に持ち帰って頂くという
全てひっくるめた経験が、その後のWebに対する考えの変革に繋がる、
いや、繋がって頂ければ一番の成功だと言えるのではないか。


アクセスログから出てくる問題は、今のWebの構造的な問題が大半であり
未来に向けた投資方向性の回答が得られるモノではない。
今回見つかった課題を吟味し、Think the Earth が本当に得たかった成果を
つかみ取るために、どのようなエッセンスを付け加えるかは
今後のプロジェクトメンバーの考察如何に関わってくるだろう。

その方向性をある程度示唆できるようなワークショップの結果として
受け止めて頂けたのなら、参加者全員にとって価値があったと言える。


ちなみに、今回は私のセミナータイムがあったので
「そのリニューアル、する前に!」というタイトルで
20分の持ち時間のところ、某氏が『もうちょっと引き延ばして・・』
というやむなき事情を考慮し、30分弱話をさせて頂いた。
自分の都合で延ばしたわけではないのだが、話をしてみたら
結果として30分弱だったというウラ話は心にしまっておく。

その時に用いた資料の一部がコチラ↓
issue.jpg


私の経験上、企業側の立ち位置に立って考えたときの問題マトリクスだ。
何処の企業でも一概に当てはまる内容ではないが、たいていの場合
「頭の痛い問題」と定義した部分でプロジェクトの大半の時間を使うことになる。
結果として青の「やれば出来る」ゾーンは割を食って時短を求められる、、
という構造だ。

この件については、また別の記事で纏めてみよう。

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