Webコンサルタントの大前創希が緩やかに進行するブログβ版

適材適所。

Twitter経由で知ったコンテンツなのだが、結果でウケてしまったので紹介しよう。
受けたら負けだ。

◆サムライ鑑定

血液型DBと四柱推命エンジンのハイブリッド型正確判断コンテンツ、と思われる。
※詳細聞いてないから不明ですが。

Gyao!Yahoo! の特集として出てきた、TOYOTAのマークXプロモーションサイトで、Xにちなんで作られたと思われるコンテンツが「サムライ鑑定」だ。
フムフム・・・こ、これは!???と言いながらハイブリッド型(?)正確判断をし、○○侍という形で結果を伝える。またその結果をブログパーツとしてWebサイトに貼り付けて貰おうという、そういう企画モノだ。

で、私の結果は以下。

samurai_kantei.jpg


ブログパーツも貼ってみよう。多分サイドバーに入るような仕様で作っているんだけど・・・これってキャンペーンモノだから、そのうち消失するリンクにならないかなぁ・・・と不安に思ったり。


まぁ、結果でウケてしまったので紹介しようと思ったわけで、その段階でプロモーション施策の恐らく一つの思惑「面白ければバイラルで広まる可能性が上がる!」という部分に荷担した事になるのだが、占い系や性格判断系は全く適合しないとヒドイ事になるので、結果は「当たっていると言える」という事で評価したい。

だって、ねぇ。ベンチャーですし、心技体とも寸分違わぬので、ねぇ。

ただ、褒めちぎっても仕方ないので、こういったコンテンツを構築する際に検討しなければならない点を纏めておきたい。

1)コンテンツのローディングタイム

ローディングつけりゃ相当な長さでも許容されるというのは、頂けない考え方だ。
実際に本コンテンツを閲覧した環境は、公共無線LAN環境で、10Mbpsの回線、ローディング時のトラフィック環境は悪くない状態だったが、それでも30秒ほどかかった。重厚長大で結果は一瞬。見た目が大事なのは判るが、もう少し容量を抑える努力をしなくては、途中で嫌気がさす閲覧者も増えるだろう。実に勿体ない。

2)オチがない

ベンチャー侍には、マークXに対してのオチが無い。客寄せパンダ感MAXだ。客寄せパンダの本質は、暇な人がふと目をやると「何やら面白そうだし時間もあるし、ちょっとだけでも付き合ってみようかな?」的な流れを呼び寄せる機能を提供することだが、ある実際の場所であれば、足を止めて貰う効果は界隈のショップに目を向ける時間を作ることにもなるので価値があると考えられても、Webの場合「あそこで面白いコンテンツやってるよ!」という紹介を経て、閲覧するのは当該コンテンツ、つまりサムライ鑑定だけとなってしまう。

考えて欲しい。Webではピンポイントでコンテンツを見た後で、その場所にとどまって何かを見る必要性が無いのだ。現実世界で例えれば、みたい店舗を見たら、次に見たい隣のモールの中にあるショップに瞬間移動できるのである。Webサイト上で客寄せパンダをやるのだったら、必ず“オチ”が必要だ。

その点で、このコンテンツはただあるだけ。他に何も機能しておらず、かつ占い・性格診断系の誰もが一度は見るが、自分の結果や友人の結果さえみれば事が足りてしまうコンテンツという体裁では、意味のないトラフィックを大量にあつめるだけの機能になってしまう。そういった危険性があるのだ。

SAMURAI PROJECT と、今回のプロモーション施策を大々的に打っているのだとしたら、サムライ鑑定を経て次にどうやって結びつけるかというアイディアが欲しいところだった。そういう観点から「やりたかった奴が単に作った」としか思えないのが残念でならない。

3)中途半端である

大げさでローディングが長い割に、得られる結果はごく僅かだ。ビジュアル表現にこれだけの時間を費やし、ローディングにこれだけの消費者の時間を費やしている割に、結果は心技体でポイントになる性格の部分を僅かに出すだけ。時間を労した割に対価が少ないとは思わないのだろうか?性格面をもっと掘り下げていくことが出来たら、ごくごく自然にサムライ道という寄せ方で、マークXにも近づけられたのではないか?

また、ブログパーツも大した機能を有していない。心技体の結果表示とリンク機能のみだ。それ以上必要ないという意見もあろうが、サイドバーに入れるのはなにげに敷居が高い。何故か?サイドバーはBlogの機能面において重要な役割を担う場所であり、いわば“有限の土地”だからだ。ユーザーも一時的な盛り上がりで入れるほど許容度が高くない場所なのだ。私の意見としては、記事に貼り付けられる事をイメージした、もう少し大きなパーツがあっても良いのではないか?と思うのだ。本質的にはブログの記事として取り上げられ、それらが検索された方がコンテンツとしてより機能するし、客寄せパンダの客寄せをユーザーがしてくれる事になる。ユーザーも貼り付ける事を検討しやすくなり、広まる可能性も高まり、かつ領域が確保されたことで表現が膨らむ。考えようによっては、記事中のほうが良いと言えるのでは?

4)規約が読めない

これは大きな課題だ。ブログパーツのリンク消失タイミングを知りたかったのでプロモーション期間や、免責事項をキッチリ読もうと思ったら、全文を読むのが非常に困難であり、むしろ読ませまいとしているのでは?? とすら感じる作りになっていた。飾りで規約を入れるぐらいだったら入れないで欲しい。入れるのだったらちゃんと読めるようにするべきだ。私の心象としいても、この点に気づいた時点で好感触だった感情が、否定的に動いた。細かい事なのだがこういう配慮が欠けていると良い影響だったものが悪い影響へと変化する。
テキストの可読性も極悪だ。表示されている窓枠は極小で文字サイズも小さく線も細い。「あーもういいや」とあきらめて読まないで同意に至る事を大々的に想定している??と勘ぐってしまう。

侮ってはいけない。規約を読まないということで消費者がリスクを負う結果になった場合、規約の可読性で訴訟になら無いとも限らない。消費者を保護する法律は消費者を守る立場で検討され、企業がどんなに「ちゃんとやった」と主張しても努力を怠っていれば改善を求められ、そういった趣旨の報道がされればブランドを傷つける結果にも成りかねない。たかが一コンテンツだからといって配慮を怠って大けがになっては、投資的価値を失ってしまうのだ。

作り手としてちゃんとケアできていれば良いだけなのに、非常に勿体ないことこの上ない。


しかし、、、今回はウケてしまったので私の負けでござる。
なにがしか真情申し上げたが、負けは負けででござるよ。
いとくやし、でござる。

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