WebサイトのRFP(提案依頼書)作成時に必要な要素リスト
先日のセミナーにて、RFP(提案依頼書)作成時のチェック項目として利用していただける資料をブログで公開する、と発言していましたが。。。
申し訳ないです。。出していませんでした。
ここに貼り付けておくので自由に使って下さいませ。
利用許諾として、この資料を改変無くプリントや添付資料として使って頂く分には全く問題無いものとします。転載や一部抜粋にによる利用はお控え下さい。
RFP(提案依頼書)を書く際の留意点として、以下のことに注意してみて下さい。
・提案を依頼する理由
>例:Webからのお申し込み数を増加したい
たとえば「Webサイトリニューアル」といった漠然とした課題ではなく、その根底にある問題意識を共有できるように記述すると、より具体的な提案を得られます。
・現状のWebサイトのアクセス状況
>例:PV 100万/月・UU 2万/月・申し込みCV数 200/月
アクセスログデータを用いて、現状のWebサイトを具体的に把握できるようにすることは、提案を依頼する上で最も重要な準備事項です。今のWebサイトが把握できなくては、どのような問題点があるのか構造的に把握することができません。
流入キーワードや流入元データなども開示し、出来る限り詳しく知って貰うようにしましょう。
・予算条件
私が経験したコンペにおいて、ごくごく一般的に言えることは、各企業ともコンペによってコストを抑えたいという要望があると考えています。そのためか、予算に関しては大ざっぱな数値か、または全く提示をしないというケースをよく見かけます。
これは私がコンペで提案する側として見かけるケースと、コンペを主催する側として依頼主企業さまの要望として見るケースと両方があるのですが、コンペをあらゆる意味で成功させたと願うなら、コスト感を詳細に出すべきです。
例えば、現在のコスト感として
1)現Webサイトのリニューアルコスト
2)現Webサイトの運用コスト/月ベース
3)現Webサイトのハード面・ソフト面の運用コスト
を提示することで、現在の状況を提案企業が知る事ができ、その上で新Webサイトの提案としてコスト面も考慮にいれてもらうため
4)新Webサイトのリニューアルにかけられる最大の費用
5)新Webサイトの運用費の方針 ※具体的に下げる必然性がどこまであるか
6)新Webサイトのリニューアル費にはサーバ新設費を含むかどうか?
>サーバを移設しても良いかどうか
といった事を明確にしておくことが、リニューアル時のコスト感を正確に把握し、提案内容とコスト面の両面から判断出来るコンペの実施を可能にします。
とかく
「あまり具体的に定義しないほうが色々な提案が集まって良いのでは?」と思いがちですが、そんなことは決してありません。全く違う方向性の内容を、同じテーブルに載せて議論できる状況には成らす、結果としてコスト面だけで評価する状況に陥ってしまう事になります。
このブログエントリーに添付した資料を基に、できるかぎり具体的なRFP(提案依頼書)を作成し、Webサイトをリニューアルする際には具体的かつ必須条件を満たし、結果が伴う提案を採用できるよう準備を進めて下さい。
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