オリオン座に流星が交わる瞬間

写真が好きで、大学時代からずーっとカメラを握ってきた。大学では体育会合気道部に所属していて、体育会の運営にも携わってきたくらい運動部にどっぷりだったわけだが、後輩というか友人というか、某S君の影響で写真に興味を持ち始めた。それから数えて１５年以上になる。

「きっと良い写真が撮れる！」と思ってカメラを持っていろいろと旅行にも行った。しかし素晴らしい景色にであうたびに感動をファインダーに納める技術のなさに愕然とした。グランドキャニオンで沈む夕日を見ながら愕然とし、泣きじゃくり、その後にファインダーをのぞき込んだが感動を収めることは出来なかった。何故、どうして？あの日の感動をそのままに一枚の写真に収めることが出来ないのか？

素人の私のカメラに向き合う時間だけじゃ、きっと答えなんて見つからないかも知れない。
けれども、目で見たままの感動をいつかは１枚に込められるように、これからもシャッターを切りつづけたい。

今回の写真は年末にオーストラリア旅行をした際、あまりに星が綺麗だったから撮影した１枚。

撮ろうと思って撮れるモノじゃない。そのときその場所に居たから、撮らせて頂けた写真だ。
しかもオリオン座の真ん中を流星が通る瞬間を撮るというオマケまで付いた。
この日、神は少しだけ私にほほえんでくれた。